このページでは、弊社に制御盤の設計・製作をご依頼いただくとどのようなメリットがあるのかを、 順を追ってご説明します。特に、米国やカナダで使用する産業用制御盤の設計・製作依頼をご検討中の企業様にご一読いただければ幸いです。
まずは、米国やカナダへ輸出・導入する製品に、何故UL認証マークが必要なのかから、少しご説明させてください。
米国労働省の機関であるOSHA(労働安全衛生局)は、 労働者が安全に働けるよう「労働安全衛生法」を定めており、雇用者には、労働者が危険にさらされない労働環境を提供するよう命じています。
電気設備・製品を使用する場での安全な環境とは、主に感電や火災が起こらない環境であり、 このような電気安全確保のための要求事項として、 NFPA(米国防火協会)が発行するNFPA70(またはNEC、米国電気工事規定)やNFPA79(産業機械の電気規格)の準拠が 義務付けられていることは周知のとおりです。
ULは、NRTL(米国国家認証試験機関)の一つであって、安全性試験・検査・認証を行う機関です。 ULは、先述のNFPA70等の規格がカバーしきれていない部分に対しても 独自の規格基準を定めるなどしてより高い安全基準を確立し、米国において確固たる地位を築いてきました。
ULが定めた規格は、ANSI(米国国家規格協会)により 国家規格として位置付けられています。 米国やカナダには、州法、または、(例えばカリフォルニア州のシリコンバレーと呼ばれる各都市の)地方自治体で、 その地に装置等を導入する際に、UL認証を受けていることを条件として定めているところがあります。
フィールドエバリューション(または、フィールドラベリング)は、 米国内の工場で使用される装置が、その地域の安全事項を満たしているかどうかを審査する制度です。 AHJ(管轄当局)によって行われるこの一連の審査では、UL認証マークなど、 NRTL(米国国家認証試験機関)が発行したマークが装置や部品に貼付されているかどうかの確認が行われます。
また、火災保険などの損害保険に加入する際に、 UL認証を受けていることが条件として挙げられていたり、米国がPL(製造物責任) 法の産みの親であり訴訟の国であったりすることなども、米国に輸出・導入する装置等をUL規格に 基づいて設計・製作しておくべき理由として挙げられます。
このような事情から、米国やカナダに装置等を輸出・導入する場合には、UL規格に基づいた設計・製作と、 それを証明するUL認証マークの貼付が必要になってきます。
弊社は、2016年にUL508A規格に基づいた設計・製造ができる制御盤メーカーとして認定登録されました。 これにより、弊社でUL508A規格に基づいた設計・製作をした制御盤や部品に対して、UL認証ラベルを貼付できるようになりました。
より具体的には、 米国やカナダ向けのULリスティングマークを付けた制御盤の納品が可能です。
なお、UL認証メーカー以外で製作した 装置等を 米国やカナダに輸出・導入する場合、先述の審査における手続きや審査項目が煩雑になり、その結果、
稼働許可が下りるまでに長期間を要することになります。
また、審査において、設計段階や 製作段階での問題点を指摘されることも多く、
それをクリアするための設計変更や修正に、さらなる期間や費用を要することになります。
このような理由から、 UL認証メーカーである弊社に設計・製作をご依頼いただくことが、 御社にとって短納期、低コスト実現のための賢い選択になると思います。
弊社では、設計・製作担当者6名が2年の カリキュラムをこなすことで、UL508A規格認証を取得しました。 この経験は、海外向け製品だけでなく、国内向けの製品の設計・製作を行う上でもプラスになり、お客様により 安全で高品質な製品をお届けすることが可能になったと自負しております。
制御盤メーカーをお探しであれば、 是非弊社までお気軽にご連絡ください。
お問い合わせは こちら から
このような理由から、 UL認証メーカーである弊社に設計・製作をご依頼いただくことが、 御社にとって短納期、低コスト実現のための賢い選択になると思います。
弊社では、設計・製作担当者6名が2年の カリキュラムをこなすことで、UL508A規格認証を取得しました。 この経験は、海外向け製品だけでなく、国内向けの製品の設計・製作を行う上でもプラスになり、お客様により 安全で高品質な製品をお届けすることが可能になったと自負しております。
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